講師紹介

北海道小樽市出身。東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。新国立劇場オペラ研修所第4期修了。文化庁在外派遣研修員としてミラノにて研鑽を積む。第54回全日本学生音楽コンクール全国第１位、HIMESコンクール第1位受賞。2005年ギリシャ、アテネ新国立劇場オープン記念公演にて｢魔笛｣(指揮：サー・ネヴィル・マリナー、演出：ミヒャエル・ハンぺ)に招聘され、15公演に出演しヨーロッパデビュー。2006年にはオーストラリア、キャンベラにて日豪交流締結30周年記念公演、オペラ｢かぐや姫｣(平井秀明作曲)里の娘役を演じ豪州デビューを果たす。新国立劇場公演｢カルメン｣フラスキータ、｢愛の妙薬｣ジャンネッタ、｢コジ・ファン・トゥッテ｣デスピーナ(演奏会形式)、｢フィガロの結婚｣スザンナ、バルバリーナ、｢ジークフリート｣森の小鳥、｢ドン・ジョヴァンニ｣ツェルリーナ、｢魔笛｣パパゲーナ役他、数々のプロダクションに携わり、特に｢フィガロの結婚｣スザンナ役、｢魔笛｣パパゲーナ役は各方面から称賛されている。海外キャストとの共演の中で常に存在感あふれる演唱で高い評価を得ている。21年｢ドン・パスクワーレ｣ノリーナ役で新境地を開拓。また22年は「ペレアスとメリザンド」イニョルド、「ボリス・ゴドゥノフ」クセニア役など２本ので新制作の公演に携わり、いずれも好評を博した。東京二期会公演では｢魔笛｣故・実相時昭雄演出のパパゲーナ役で二期会デビュー。宮本亜門演出でも同役にも抜擢され出演、聴衆を魅了した。サントリーホールアカデミー公演｢こうもり｣アデーレ、イーダ役、ジュゼッペ・サッバティーニ指揮｢コジ・ファン・トゥッテ｣デスピーナ役、びわ湖ホールオペラ｢死の都｣(日本初演)(指揮：沼尻竜典　演出：栗山昌良)にユリエッテ役で出演、いずれも好評を博している。まつもと市民オペラ白井晃演出｢魔笛｣パパゲーナ、｢フィガロの結婚｣スザンナ役、加藤直演出｢ちゃんちき｣子狐のぼう役を好演。｢魔笛｣｢ちゃんちき｣は佐川吉男音楽賞を受賞している。近年では故郷である北海道での演奏活動もめざましく、2009年初のソロリサイタル、2011年ジョイントリサイタルを開催。2013年からPMFに毎年出演し、2014年にはオープニングセレモニー＆コンサートの司会と歌唱、PMF25回記念プログラムステージオペラ｢ナクソス島のアリアドネ｣ナヤーデ役、バーンスタイン・メモリアルコンサート等に出演。またニューヨーク・カーネギーホールの教育プログラムをもとにしたリンクアップ・コンサートでの司会は毎年好評を得ており、活躍の場を広げている。2015年HTB朝日ジルベスターコンサートに出演、華やかな歌声で聴衆を魅了した。ドヴォルザーク｢レクイエム｣、ベートーヴェン｢第九｣など、コンサートソリストとしてオーケストラとの共演も多数。東京音楽大学非常勤講師。長野県小諸高等学校音楽科非常勤講師。 東京二期会会員。